【買い】くら寿司 (2695) 人気アニメとのコラボ商品で増収か=フェアトレード西村剛

著者:西村剛
投稿:2020/10/13 21:00

■注目銘柄:【買い】くら寿司(2695)

■注目ポイント
同社は、郊外型回転すし店「くら寿司」を直営展開、家族客を中心に集客しています。コロナ禍により、既存店売上高は2020年3月以降、同8月まで対前年同月比でマイナスでしたが、10月2日に発表した9月の既存店売上高は対前年同月比107.9%の増収。客数も徐々に取り戻し、同97.1%。客単価は同111.0%となりました。客数のマイナスは客単価のプラスで補えているため、コロナ禍後では初の月次プラス成長を果たしています。9月11日より、人気アニメ『鬼滅の刃』とのコラボメニューを販売したことや、同コラボ商品を、5皿で1度挑戦できるゲームの景品にすることにより客単価が上昇したと考えられます。10月にも同アニメのキャンペーンが行われるため、集客力が高まると考えます。さらに、同社は、農林水産省が推進する「Go To Eat キャンペーン」の導入を10月19日より開始すると発表しました。4強と呼ばれている回転寿司業界の4社の中で、最も導入が早い見込みであり、競合している他社より一歩先に集客に繋げることができ、売上も上がるのではないかと考えます。 

■株価の動向
株価は4月6日に3145円を付けた後、上昇し、10月9日に6400円の年初来高値を付けました。トレンドを扱った商品などの集客効果により、売上を伸ばしているため、しばらくは穏やかな上昇トレンドが継続すると考えます。 

■投資の目安
投資期間は1ヵ月~2ヵ月。上値の目安は7000円、下値の目安は5800円とします。コロナ禍後、初の月次プラスとなった9月に続き、トレンドを扱った商品での集客効果や「Go To Eat キャンペーン」による10月の売上に注目してみましょう。

西村剛
フェアトレード株式会社 代表取締役
配信元: 達人の予想

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