10月末の2Q決算を先取る動き
【増益基調】
商船三井グループの不動産会社。
今月(10月)30日に発表する今3月期第2四半期累計(4~9月)決算で、堅調な収益状況が浮き彫りになる可能性が出てきた。7月末に開示した第1・四半期(4~6月)決算は連結営業利益が35億2000万円(前年同期比14.9%増)と増益を達成。マーケットではあまり注目されていませんが、地盤である大阪地区におけるオフィスの空室率は6月末時点でゼロ%。同エリアの業界平均2.5%を下回り、良好な状態をキープしている。
コロナ禍によって、こうした状況が大きく悪化するとは考えにくく、2Q決算では連結売上高の8割強を占める土地建物賃貸事業の好実態があらためて見直されるとみられる。
【テクニカル】
連結PBRは0.9倍と1倍割れ水準。週足チャートで見ると、株価は上昇トレンドを形成し、2月高値1445円を目指す流れとみられる。浮動株比率が2.1%(前年度末時点)と低いため、いったん人気づくと軽快な上昇相場に発展する可能性が高い点も魅力。押し目はじっくり仕込める実力株の一つ。
関連銘柄
銘柄 | 株価 | 前日比 |
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