大有機、今期経常を15%上方修正・2期ぶり最高益、配当も3円増額

配信元:株探
投稿:2020/10/02 15:10
 大阪有機化学工業 <4187> が10月2日大引け後(15:10)に決算を発表。20年11月期第3四半期累計(19年12月-20年8月)の連結経常利益は前年同期比29.4%増の34.8億円に伸びた。
 併せて、通期の同利益を従来予想の39.1億円→44.8億円(前期は38.3億円)に14.5%上方修正し、増益率が2.1%増→16.9%増に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した6-11月期(下期)の連結経常利益も従来予想の14.5億円→20.2億円(前年同期は20.2億円)に39.0%増額し、一転して0.1%増益計算になる。

 業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の43円→46円(前期は40円)に増額修正した。

 直近3ヵ月の実績である6-8月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比16.6%増の10.3億円に伸び、売上営業利益率は前年同期の11.5%→13.9%に上昇した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  2020年11月期期末の業績につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により、化成品事業における自動車塗料用や印刷インキ用の販売が低迷し、売上高は減少の見込みとなりましたが、半導体材料を中心に電子材料事業の販売が好調に推移したため、利益面で前回発表予想を上回る見込みとなり、業績予想を修正することにいたしました。(注)上記の業績予想は、本資料の発表日現在で入手可能な情報に基づき算出しております。実際の業績は、今後の様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。

  当社の資本政策に関する基本方針は、中長期的な企業価値の向上を目指し、財務体質の健全性、資本効率及び株主還元の最適なバランスを図ることとしております。また、株主還元につきましては、配当性向30%を目安とし、健全な財務内容を維持しつつ、安定的かつ継続的な配当に努めます。 2020年11月期期末の1株当たりの配当金につきましては、当初20円を予想しておりましたが、上記業績予想の修正に記載のとおり、利益が前回予想を上回る見込みとなりましたので、3円増配して23円といたします。従いまして年間の配当予想は46円となります。(注)上記の配当績予想は、本資料の発表日現在で入手可能な情報に基づき算出しております。実際の配当は、今後の様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。
配信元: 株探

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