午前:債券サマリー:先物は小幅安、10年債の取引成立せず

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2020/10/01 12:08
 1日午前の債券市場で、先物は小幅安となっている。

 債券先物は、前日の米国債市場で長期金利が上昇した流れを引き継ぎ小動きでスタートした。ただ、日銀が8時50分に発表した企業短期経済観測調査で、大企業製造業の景気判断を示す指数は前回の調査から改善しており、景況感の改善が円債の支援材料となり積極的に売りにくい状況。また、財務省による10年債入札の結果を見極めたいとして、積極的な取引を手控える向きも多かった。東京証券取引所は9時前、相場情報の配信に障害が発生し、東証における全銘柄の売買停止を発表した。一方、大阪取引所で長期国債先物が通常通り取引が行われており、債券市場への影響は限定的のようだ。

 午前11時の先物12月限の終値は前日比3銭安の152円08銭となった。現物債市場で新発10年債の利回りは、取引未成立だった。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ