明日の株式相場に向けて=反落も底堅さ、個別物色旺盛でマザーズ市場がカギ握る
4連休明けとなった23日の東京株式市場は、連休期間中の欧米株市場が波乱展開となったことを受け朝方はリスク回避の売りが優勢だったが、次第に下値抵抗力を発揮した。日経平均株価は終盤小幅ながらプラス圏に浮上する戻り足をみせた。結局、大引けは前営業日比13円安の2万3346円と反落したが、日銀のETF買い観測なども支えとなり下げ幅はわずかにとどまった。個別株物色意欲は陰りをみせず、個人投資家の売買ウエートが高いマザーズ市場は強気相場を継続、マザーズ指数は1200台に乗せほぼ高値引けとなり、前週末18日に続き年初来高値を更新した。欧州での新型コロナウイルス感染症の再拡大や米国の経済対策への過度な期待感が剥落していることから、主力輸出株には逆風も意識される局面だが、個人投資家好みの中小型材料株は活況を呈しており、あすも同様の流れが想定できる。ただし、マザーズ指数はやや行き過ぎに買われているため、目先注意も必要となりそうだ。
あすのスケジュールでは日銀の金融政策決定会合の議事要旨(7月14~15日開催分)のほか、8月の百貨店売上などが注目される。また、マザーズ市場にトヨクモ<4058.T>、ジャスダック市場にまぐまぐ<4059.T>、グラフィコ<4930.T>が新規上場する。海外では、トルコ中銀が政策金利を発表、9月の独Ifo企業景況感指数、8月の米新築住宅販売件数などが発表される見通し。
出所:MINKABU PRESS
あすのスケジュールでは日銀の金融政策決定会合の議事要旨(7月14~15日開催分)のほか、8月の百貨店売上などが注目される。また、マザーズ市場にトヨクモ<4058.T>、ジャスダック市場にまぐまぐ<4059.T>、グラフィコ<4930.T>が新規上場する。海外では、トルコ中銀が政策金利を発表、9月の独Ifo企業景況感指数、8月の米新築住宅販売件数などが発表される見通し。
出所:MINKABU PRESS
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