リスク回避のドル買いでユーロドル下落 ECBがPEPP継続期間の検討着手と伝わる=NY為替

著者:MINKABU PRESS
投稿:2020/09/22 00:08
 米国や欧州で再び感染者の拡大傾向が示されている中で、きょうの市場はリスク回避の雰囲気が強まっている。為替市場ではリスク回避のドル買い戻しが優勢となる中、ユーロドルは売り優勢の展開。一時1.1730ドル付近まで下落し、先週の安値に顔合わせしている。

 8月以降ユーロドルは買い戻しの流れを一服させているが、下押しする場面でも1.17ドル台は強いサポートとなっていた。きょうは21日線を下放れる展開が見られているが、1.17ドル台をブレイクし、調整トレンドを強めるか警戒される動きが出ている。

 きょうは一部報道で、ECBがパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の継続期間と、異例に柔軟な対応を従来のプログラムに適用する是非を巡る検討のため見直し作業に乗り出したとの報道が伝わっていた。来月の理事会で見直しを議論する見通しだという。ECBは従来の資産購入プログラムで自ら課した制約をPEPPには適用していない。

EUR/USD 1.1743 EUR/JPY 122.81 EUR/GBP 0.9178

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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