午後:債券サマリー 先物は小反落、長期金利0.015%で横ばい

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2020/09/16 16:06
 16日の債券市場で、先物中心限月12月限は小反落。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を前にして動意に乏しく、上下の値幅はわずか9銭にとどまった。

 市場ではFOMCで低金利政策の長期化が改めて示されるとみられているが、声明内容やパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の会見を見極めるまでは積極的には動きにくい状況。16~17日にかけて日銀金融政策決定会合が開かれることも模様眺めムードに拍車をかけた。24日の40年債入札まで超長期債の入札がないことから需給不安は少なく、午後には債券先物が一時152円05銭まで強含む場面もあったが、持ち高を一方向に傾ける動きは限られた。なお、この日は日銀の国債買いオペが実施されたが、結果に対する相場の反応は限定的。「残存期間5年超10年以下」の応札倍率は前回を下回る強めの結果となったが、一方で「残存期間1年超3年以下」と「同3年超5年以下」の倍率は前回を上回ったことから相場を押し上げる材料には至らなかった。

 先物12月限の終値は前日比1銭安の151円99銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日に比べ横ばいの0.015%だった。

出所:MINKABU PRESS
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