日経VI:低下、新型コロナ新規感染者数の減少傾向などで市場心理改善

配信元:フィスコ
投稿:2020/09/08 16:00
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は8日、前日比-1.11pt(下落率4.67%)の22.67ptと低下した。なお、高値は23.42pt、安値は22.55pt。前日7日の米国株式市場はレイバーデーの祝日で休場。一方、欧州株式相場はロンドンのFTSE100が2.4%高、ドイツ株式指数(DAX)が2.0%高と上昇した。欧州株高を受けた今日の東京株式市場は買いが先行し、日経225先物は上昇、日経VIは下落して始まった。市場では国内の新型コロナウイルス感染者数が減少傾向にあることなどから景気回復期待が強くなり、市場心理が改善。日経VIは終日、前日水準を下回って推移した。

日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。

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配信元: フィスコ