今後の戦略のとり方
マザーズ指数が好調です。2日も約1.6%上昇、年初来高値を更新しています。コロナの影響や首相交代で、マクロの影響を受けやすい大型株が伸び悩むなか、マザーズに上場する新興企業の株価だけがするする上がっている状態です。
確かにマザーズ銘柄には、コロナの影響を受けにくい、もしくは逆にプラスとなっているネット関連企業やリモートワーク関連企業がありますが、上昇がいつまでも続くわけではありません。必ずどこかで調整に入ります。そうなったときに備え今考えておきたいのが、
「マザーズの上昇で潤った資金がどこに流れるか?」
です。その矛先は2つあると考えます。
ひとつは、コロナで業績に大きな悪影響が出た銘柄です。
例えば航空や鉄道、旅行関係、ホテルといったコロナの影響を大きく受けた企業が、コロナが収束したり、効果的なワクチンの開発などにより株価が急騰する可能性はあるでしょう。
ふたつめは割安株(バリュー株)です。
バフェットが日本の商社株を買ったというニュースから、徐々にバリュー株に資金が流れ始めているように思えます。これらのバリュー株はなかなか今のような相場では注目度が低く株価が今すぐ急騰するとは考えにくいですが、マザーズの勢いが止まったあとの資金の矛先としては十分可能性があるでしょう。
●コロナで業績に大きな悪影響が出た銘柄
●割安株(バリュー株)
は今すぐ株価が急騰する可能性は低いです。ここから更に下がる可能性もあります。ただどちらもどこかのタイミングで株価が急上昇する可能性はあります。今の段階でこれらの銘柄のウォッチリスト(監視銘柄群)を作っておき、株価が動き出すタイミングに備えておくことが重要です。しっかり準備できていないといざ株価が急上昇し始めてもなかなか気付かないかもしれません。
トレードの成績は事前準備で8割決まります。ぜひ今のうちにしっかりと準備しておきましょう。
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