チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。
日本動物高度医療センター(6039)【 2+→2+】
「コロナウイルスの影響小さく、再値上がりも望める」
21/3期1Qの連結業績は、当初懸念されたコロナ禍による来院自粛や突発的な費用の発生もみられず、増収減益ながら変動は小幅に止まり、まずまず大過ない決算になった。診療件数は順調に拡大、とくに、東京病院、名古屋病院における初診率の再上昇が注目される。21/3期通期業績については、院内感染などのリスクがないとは言えないが、感染対策は強固で、来院自粛などを懸念しなくても良さそうな状況にあるため、当面、会社側、TIWとも期初予想を変更しない。
予想ROE:14.4% PBR:2.4倍、来期予想PER:13.5倍、来期予想EPS成長率:15%株価(8/21終値): 2,110円
Fモデルによる理論株価:2,023円(8月18日by杉山勝彦)
大阪ソーダ <4046> 【 1→1】
「機能化学品はコロナ禍でも概ね堅調」
1Qは減収大幅減益で着地したが、同社の収益の源泉である機能化学品(一部除き)の堅調さと成長期待をコロナ禍でみせた。1Qで足を引っ張った自動車用途向けも8月以降自動車生産が戻るため(ちなみに中国の自動車生産は、5月18.2%増⇒6月22.5%増⇒7月21.9%増、と前年同月比で増加)下期には機能化学品牽引での回復シナリオ通りに進むとみている。よって成長シナリオに変更はなく投資評価「1」を継続する。目標株価はTOPIX予想PERのレベルが期待でき4,800円とする。
予想ROE:8.1% PBR:1.0倍、来期予想PER:9.7倍、来期予想EPS成長率:22%株価(8/21終値):2,485円
Fモデルによる理論株価:4,130円(8月19日by山方秀之)
TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出しております。(詳しくは、以下のサイトをご覧下さい)
〔 http://column.ifis.co.jp/category/market/tiw 〕
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。
※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、レポート発行時に算出した値です。
関連銘柄
銘柄 | 株価 | 前日比 |
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4046
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1,486.0
(11/27)
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-50.0
(-3.25%)
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