平和、非開示だった今期経常は73％減益、未定だった上期配当は40円実施

　平和 <6412> が8月21日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。非開示だった21年3月期の業績予想は連結経常利益が前期比72.9％減の63億円に落ち込む見通しと発表した。

　同時に、従来未定としていた今期の上期配当を40円(前年同期は40円)実施する方針とした。下期配当は引き続き未定とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2021年３月期の連結業績予想につきまして、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を合理的に算定することが困難なことから未定としておりましたが、このたび、現時点において入手可能な市場動向等の情報をもとに算定いたしましたので公表いたします。　遊技機事業におきましては、当社の顧客であるパチンコホールの稼働状況が第２四半期からは急速に回復しているものの、2021年３月期末までは新型コロナウイルス感染症拡大前までの水準には戻らず、遊技機の購買意欲は低調に推移すると仮定しております。また、2020年５月20日に施行された「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律施行規則及び遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則の一部を改正する規則の一部を改正する規則」により、パチンコホールにおける旧規則機の入れ替えに伴う設備投資は2021年３月期と2022年３月期に分散されることとなったため、結果として、2021年３月期の市場販売台数は前年を大きく下回ると予想しております。このような前提から、当社は第３四半期から新機種の発売を本格化させることとし、2021年３月期はパチンコ機78千台、パチスロ機52千台の販売を見込んでおります。　ゴルフ事業におきましては、感染リスクの回避のため来場者数の減少は避けられないものと考えております。また、従来のプレースタイルに加えて、スループレーなどの感染リスクを低減させるための新たなプレースタイルが併用されることにより、顧客単価が低下する見込みであります。　以上の前提に基づき、連結業績予想を算定いたしました。なお、連結業績予想は、緊急事態宣言の再発令などの社会的制限が実施されないことを前提としており、再度の緊急事態宣言の発令や新型コロナウイルス感染症の収束時期等、様々な要因により大きく変動する可能性があります。

　　2021年３月期の業績予想が未定であったことから配当予想につきましても未定としておりましたが、当社の利益還元の基本方針及び上記業績予想に基づき、中間配当は1株につき40円を予定しております。なお、期末配当予想につきましては、引き続き「未定」とさせていただきます。