フルサト、非開示だった今期経常は34％減益、未定だった配当は22円減配

　フルサト工業 <8087> が8月21日後場(14:00)に業績・配当修正を発表。非開示だった21年3月期の業績予想は連結経常利益が前期比33.8％減の28.7億円に落ち込む見通しと発表した。
　同時に、非開示だった21年3月期第2四半期累計(4-9月)の業績予想は連結経常利益が前年同期比35.0％減の15.5億円に落ち込む見通しと発表した。

　業績悪化に伴い、従来未定としていた今期の年間配当は36.5円(前期は58.5円)実施する方針とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2021年3月期の業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大が当社グループに与える影響について合理的に算定することが困難であったため、未定としておりましたが、現時点で入手可能な情報や予測等を踏まえ業績予想を算定いたしましたので公表いたします。 新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、設備投資の減少、更新の見合わせや自動車業界をはじめとした製造業の生産調整などを主な要因とした受注減が見込まれ、当社グループの業績への影響は大きいものとなっております。未だ同感染症の収束時期は不明な状態が続いておりますが、緊急事態宣言が解除されて以降、事業活動も正常に戻りつつあることを踏まえ、新型コロナウイルス感染症拡大による再度の緊急事態宣言等の大規模な社会的制限が実施されないことを前提に、業績予想を算定いたしました。

　当社グループは利益配当金による株主の皆さまへの利益還元を重要施策の一つとして捉え、連結配当性向30％を目処とし、安定的な配当を実施していくことを基本方針としております。 2021年3月期の業績予想が未定であったことから配当予想につきましても未定としておりましたが、上記業績予想に基づき、配当予想を決定いたしました。