NY株式市場(19日)FOMC議事要旨で大規模な金融緩和の行方に注目−S&P500指数の反動安を注視へ
19日のニューヨーク株式市場でダウ平均は底堅い寄り付きとなりそうだ。
混迷が続いていたコロナ対策第4弾をめぐる与野党協議は学校支援や雇用維持を目的とした企業助成などの経済対策で両党が暫定的な部分合意に達する可能性があるという。与野党間で意見の相違が大きい現金給付などの分野を除くことから経済対策規模は5000億ドル規模に縮小する公算が大きいと報じられている。
コロナ対策第4弾をめぐるアメリカ議会での与野党協議は、20日までの民主党党大会と21日から行われる共和党党大会が終了するまで両党ともに強気のスタンスを崩さず、落としどころをめぐる歩み寄りの姿勢を示しにくいのではないかと見ており、引き続き、余談を許さない状況に変わりはないだろう。
19日のニューヨーク株式市場では、ナスダック総合株価指数に続いてS&P500種株価指数が前日に過去最高値を更新した反動から両インデックスが一服しやすい相場環境となりそうで、ダウ平均も上値の重い展開となろう。
午後に公表されるFOMC議事要旨で大規模な金融緩和が長期化するとの観測が強まれば相場の下支えとなるため、引けに掛けてはややトレンドが出やすいことも想定しておきたいタイミングだ。
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