トミタ、非開示だった今期経常は74%減益、未定だった配当は18円減配

配信元:株探
投稿:2020/08/14 11:00
 トミタ <8147> [JQ] が8月14日午前(11:00)に決算を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比57.0%減の1.5億円に大きく落ち込んだ。
 併せて、非開示だった通期の業績予想は連結経常利益が前期比73.6%減の2.7億円に落ち込む見通しを示した。
 同時に、非開示だった4-9月期(上期)の業績予想は連結経常利益が前年同期比74.0%減の1.6億円に落ち込む見通しを示した。

 業績悪化に伴い、従来未定としていた今期の上期配当を見送るとし、従来未定としていた下期配当は5円実施する方針とした。年間配当は前期比18円減の5円に減配となる。

 直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業利益率は前年同期の5.3%→2.3%に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  2021年3月期第2四半期累計期間及び2021年3月期通期の業績予想につきましては、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大による事業活動への影響について合理的に算定することが困難であったことから未定としておりましたが、現時点で入手可能な情報や予測等に基づいて算定し、公表いたします。2021年3月期第1四半期連結累計期間において当社グループは、新型コロナウイルス感染症の影響により営業活動が制限され、また、主力ユーザーである自動車業界をはじめとした製造業各社での設備投資に対する姿勢が消極的となり、前年同期比受注・販売が減少いたしました。今後も新型コロナウイルス感染拡大による影響を見通すことは困難ですが、その影響が継続すると予想しております。 なお、上記の業績予想は、現時点で入手可能な情報や予測等に基づいて算定したものであり、実際の業績は新型コロナウイルスの収束時期等、様々な要因により、予想と異なる可能性があります。

  当社グループは、将来の事業展開や企業体質強化のために必要な内部留保に配慮しつつ、配当性向を勘案し業績に見合った配当を継続することを基本方針としております。 しかしながら、引き続き新型コロナウイルスの収束の見通しがつかない状況にあることから、現時点においては、手元資金を確保し不測の事態が生じた場合の経営と雇用の安定化に備えることが株主共通の価値につながるものと考えております。 この様な状況の下、2021年3月期の配当予想につきましては、業績予想と同様に未定としておりましたが、上記の基本方針及び業績予想等を総合的に勘案し、誠に遺憾ではありますが、1株当たり年間5円とさせて頂きます。※上記に記載した予想数値は、現時点で入手可能な情報に基づき判断した見通しであり、多分に不確定な要素を含んでおります。実際の業績等は、業況の変化等により、上記予想数値と異なる場合があります。
配信元: 株探

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