油研工、非開示だった今期経常は89%減益、未定だった配当は20円減配

配信元:株探
投稿:2020/08/11 15:00
 油研工業 <6393> が8月11日大引け後(15:00)に決算を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は8800万円の赤字(前年同期は1億8800万円の黒字)に転落した。
 併せて、非開示だった通期の業績予想は連結経常利益が前期比89.4%減の1億円に落ち込む見通しを示した。
 同時に、非開示だった4-9月期(上期)の業績予想は連結経常損益がトントン(前年同期は4億6000万円の黒字)に落ち込む見通しを示した。

 業績悪化に伴い、従来未定としていた期末一括配当は60円(前期は80円)実施する方針とした。

 直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業損益率は前年同期の4.0%→-1.8%に急悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  2020年5月29日に公表した「2020年3月期決算短信〔日本基準〕(連結)」において、新型コロナウイルス感染症の拡大・収束状況を見通し、当社グループの業績に与える影響を合理的に算出することは極めて困難であるため、2021年3月期の連結業績予想は未定としておりましたが、現時点で入手可能な情報から得られる判断に基づき算定した業績予想を公表いたします。 米中貿易摩擦の長期化に加え、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う世界経済の減速により国内外の需要が低迷し、減収減益の見込みとなりました。また、中国市場は回復しつつあるものの、総体としては設備投資は弱含みで推移していることから、第3四半期以降緩やかな回復が継続するものと想定し、連結業績を予想しております。 なお、実際の業績予想は、新型コロナウイルス感染症拡大・収束の時期や国内外の景気動向等、様々な要因により変動する可能性があります。

  当社は、長期的に安定した利益還元を継続すること、企業体質の強化と将来の事業展開に備え内部留保に努めることを利益配分の基本方針としており、配当につきましては、業績に応じて適切な成果の配分を基本としております。 2021年3月期の期末配当予想につきましては、2021年3月期の業績予想の算定が困難であったことから未定としておりましたが、基本方針に基づき、上記業績予想数値により、業績の状況等を勘案し、年間配当金を1株当たり60円00銭とさせて頂く予定です。
配信元: 株探

関連銘柄

銘柄 株価 前日比
2,504.0
(15:30)
+13.0
(+0.52%)