来週の為替相場見通し=警戒感残り上値の重い展開か
来週のドル円相場は、上値の重い展開が予想される。予想レンジは1ドル=104円50銭~106円50銭。
前哨戦とされる米7月ADP雇用統計が市場予想を大きく下回ったことから、市場では今晩に発表される米7月雇用統計に対する関心が高い。非農業部門雇用者数は前月比158万人程度の増加(6月は480万人の増加)、失業率は10.5%程度(同11.1%)が予想されているが、ネガティブサプライズとなった場合は105円ラインを割り込む可能性がある。
また、米与野党の協議が難航している追加経済対策の行方も注目されるが、現時点で意見の隔たりは依然大きいとみられ、雇用や消費の押し上げ期待は後退しつつある。加えて、トランプ米大統領が6日に中国の動画投稿サイト「TikTok(ティックトック)」に関わる取引を45日後に禁じる大統領令に署名するなど、米中対立の激化懸念が再び浮上していることもドルの上値を押さえそうだ。
来週の主な経済指標は、10日に中国7月消費者物価指数(CPI)、11日に米7月卸売物価指数(PPI)、12日に米7月CPIとユーロ圏6月鉱工業生産、13日に米新規失業保険申請件数(前週分)、14日に米7月小売売上高とユーロ圏4~6月期域内総生産(GDP)改定値、中国7月小売売上高などが予定されている。
出所:MINKABU PRESS
前哨戦とされる米7月ADP雇用統計が市場予想を大きく下回ったことから、市場では今晩に発表される米7月雇用統計に対する関心が高い。非農業部門雇用者数は前月比158万人程度の増加(6月は480万人の増加)、失業率は10.5%程度(同11.1%)が予想されているが、ネガティブサプライズとなった場合は105円ラインを割り込む可能性がある。
また、米与野党の協議が難航している追加経済対策の行方も注目されるが、現時点で意見の隔たりは依然大きいとみられ、雇用や消費の押し上げ期待は後退しつつある。加えて、トランプ米大統領が6日に中国の動画投稿サイト「TikTok(ティックトック)」に関わる取引を45日後に禁じる大統領令に署名するなど、米中対立の激化懸念が再び浮上していることもドルの上値を押さえそうだ。
来週の主な経済指標は、10日に中国7月消費者物価指数(CPI)、11日に米7月卸売物価指数(PPI)、12日に米7月CPIとユーロ圏6月鉱工業生産、13日に米新規失業保険申請件数(前週分)、14日に米7月小売売上高とユーロ圏4~6月期域内総生産(GDP)改定値、中国7月小売売上高などが予定されている。
出所:MINKABU PRESS
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