トピー、非開示だった今期経常は赤字転落、未定だった上期配当は無配転落

　トピー工業 <7231> が8月4日後場(13:30)に決算を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は22.8億円の赤字(前年同期は11.6億円の黒字)に転落した。
　併せて、非開示だった通期の業績予想は連結経常損益が25億円の赤字(前期は35.9億円の黒字)に転落する見通しを示した。
　同時に、非開示だった4-9月期(上期)の業績予想は連結経常損益が50億円の赤字(前年同期は15.5億円の黒字)に転落する見通しを示した。

　業績悪化に伴い、従来未定としていた今期の上期配当を見送る方針とした。下期配当は引き続き未定とした。

　直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業損益率は前年同期の1.6％→-5.0％に急悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2021年３月期の業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、合理的な業績予想数値の算定ができないため未定としておりましたが、現時点で入手可能な情報に基づき算定し、公表することといたしました。第２四半期の業績は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、自動車・産業機械部品事業の販売の落ち込みが続くとともに、鉄鋼事業の販売も低調に推移すると見込まれることから、前年同期実績を大きく下回る見通しです。通期の業績は、自動車・産業機械部品事業および鉄鋼事業の販売数量が、第３四半期から徐々に回復すると想定して、算定しております。

　　配当予想につきましては、業績予想数値に記載のとおり第２四半期（累計）連結業績で損失が見込まれるため、誠に遺憾ながら第２四半期末は配当の実施を見送らせていただくことといたしました。また、期末配当は、引き続き未定とさせていただき、決定次第速やかに公表いたします。※上記の予想は本資料の発行日現在において入手可能な情報に基づき作成したものです。実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる結果となる可能性があります。