椿本興、非開示だった今期経常は41%減益、未定だった配当は120円実施

配信元:株探
投稿:2020/07/31 16:00
 椿本興業 <8052> が7月31日大引け後(16:00)に決算を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比51.2%減の6.5億円に大きく落ち込んだ。
 併せて、非開示だった通期の業績予想は連結経常利益が前期比41.4%減の33億円に落ち込む見通しを示した。
 同時に、非開示だった4-9月期(上期)の業績予想は連結経常利益が前年同期比55.9%減の14.5億円に落ち込む見通しを示した。

 業績悪化に伴い、従来未定としていた今期の上期配当を30円(前年同期は30円)実施するとし、従来未定としていた下期配当も90円実施する方針とした。年間配当は前期比10円減の120円に減配となる。

 直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業利益率は前年同期の4.5%→2.6%に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  2020 年5 月8 日に公表した「2020 年3 月期決算短信」における業績予想については、新型コロナウイルス感染症拡大による当企業グループ業績への影響を合理的に算定することが困難であったため、2021 年3 月期の業績予想を「未定」としておりましたが、現時点で入手可能な情報や予測等に基づき、今般、連結及び個別の業績予想数値を算定いたしましたので公表いたします。 今後の我が国経済は、新型コロナウイルス感染症が引き続き大きく影響し、経済活動も徐々に再開されるものの、第2波の発生も懸念され、依然として低調な水準にとどまるものと思われます。この影響が、今後の設備投資案件の中止・延期や据付工事の遅れ、部品需要の減額などを招き、当企業グループの受注高・売上高に対しても、特に第2四半期連結累計期間末までは大きいものと判断しております。 先行きが全く見通せない状況下ではありますが、当第1四半期連結累計期間の実績や受注残高の納期推移などを総合的に判断した結果、上記の業績予想とさせていただきます。なお、今後の状況により、修正が必要となった場合には、速やかに修正開示させていただきます。

  普通配当につきましては、中長期的な成長に向けた投資や財務基盤安定化のための内部留保の充実を勘案し、安定的かつ継続的に行うことを重視しております。この方針のもと、先行きが全く見通せない状況下ではありますが、当期の期末配当金は、業績が上記の予想程度に達するであろうと判断しておりますので、1株当たりの普通配当は、前期の特別配当を除いた水準と同額とさせていただく予定であります。なお、今後の状況により、修正が必要となった場合には、速やかに修正開示させていただきます。(注) 上記の予想は本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。
配信元: 株探

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