米ドル/円、「105円台」までの下押しも!?
【注目メルクマール】DMI(方向性指数)
【見通し】「106.077円」割れ、かつ、遅行スパンの“逆転”なら、「105.000円」付近までの下押しも
ここもと、米ドル/円がじり安基調となっています。
上図チャートでは、1) 21日MA(移動平均線)が横向きであること、2) 遅行スパンがローソク足と絡み合う状態となっている(上図黄色丸印)こと、そして、3) ローソク足の上方に赤色の雲(=抵抗帯、先行スパン)およびパラボリック・SAR(ストップ・アンド・リバース)があることから、米ドル/円・日足チャートでは、上方硬直性を伴うレンジ相場であると判断します。
その他のメルクマールでは、a) ローソク足が約1年間における市場参加者の平均コストを示す200日MA(≒108.330円)より下方にあること、また、b) BB(ボリンジャーバンド)・±2σラインが21日MAに向かって収縮する“スクイーズ”となっていることも合わせると、足もとの米ドル/円は、下降トレンドに向けた力を溜め込む時間帯であると捉えて良いでしょう。
そんな中、特に注目したいメルクマールが・・・DMI(方向性指数)。
24日時点では、−DI>+DIの乖離が拡大し、いわゆる「ワニの口」のような形状となっていることに加え、ADXが低位から高位に向けて右肩上がり形状となっていることから、相場の下向きの力が強まる典型的なシグナルとなっていることが視認できます。
そのシグナルの出現が、先週末から今週初めのタイミング(上図黒色矢印)となっていることから、DMIをベースとする投資判断では、同地点が「下降トレンドの起点」と言えるでしょう。
これからの時間にかけて、ローソク足が直近安値である「106.077円」(6/23、上図黄色矢印)を終値ベースで下回った場合は、遅行スパンの下放れ(=“逆転”)も伴いつつ、米ドル/円の下降モメンタムがさらに強まる可能性も。
当該レート以下には、然したるテクニカル上の下値メドが見当たらない“真空地帯”と言えるため、米ドル/円は、心理的ラインである「105.000円」付近まで下押しする可能性もありそうです。
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