三栄コ、非開示だった今期最終は赤字転落、未定だった配当は90円減配

配信元:株探
投稿:2020/07/21 15:30
 三栄コーポレーション <8119> [JQ] が7月21日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。非開示だった21年3月期の業績予想は連結最終損益が16億円の赤字(前期は1.9億円の黒字)に転落する見通しと発表した。
 同時に、非開示だった21年3月期第2四半期累計(4-9月)の業績予想は連結最終損益が9億円の赤字(前年同期は2億円の黒字)に転落する見通しと発表した。

 業績悪化に伴い、従来未定としていた今期の上期配当を10円(前年同期は60円)実施するとし、従来未定としていた下期配当も10円実施する方針とした。年間配当は前期比90円減の20円に減配となる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  2021年3月期の連結業績予想および個別業績予想につきましては、2020年6月19日に公表いたしました「2020年3月期決算短信〔日本基準〕(連結)」において、新型コロナウイルス感染拡大が事業活動および経営成績に与える影響を適正かつ合理的に算定することが困難であることから未定としておりましたが、6月の緊急事態宣言解除により外出制限が解かれ経済活動が再開したことから、現時点で入手可能な情報や予測等に基づき業績予想を算定いたしましたので、公表いたします。 業績予想の算定は、6月までの実績値に7月前半の受注状況や販売状況を踏まえ、売上高を前期比20%程度の減少と見込んでおります。 売上高につきましては、4月の緊急事態宣言発出によって、全国的に店舗休業を含む営業時間の短縮が行われたこと、当社グループにおいても同様に店舗休業等を行ったことから、各報告セグメントにおいて、OEM事業における受注減やブランド事業における販売機会の喪失がありました。緊急事態宣言解除後、店舗等徐々に再開しましたが、未だ消費者の購買意欲上昇は見られないことから、大幅な減収と予想しております。 利益面につきましても、サプライチェーンの高度化、Eコマースの強化や一貫したブランディングの実践、ローコストオペレーションの推進など、重点施策に取り組んでいくものの、売上減少予想により、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益は、大幅減益を見込んでおります。

  2021年3月期配当予想について、2020年6月19日に公表いたしました「2020年3月期決算短信〔日本基準〕(連結)」においては、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、業績予想を合理的に見積もることができないため未定としておりましたが、上記のとおり、新型コロナウイルス感染拡大という急激な経営環境の変化、当期の連結業績予想を勘案し、誠に遺憾ではございますが、中間配当10円、期末配当10円とし合計20円とさせていただく見込みです。
配信元: 株探

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