注目銘柄ダイジェスト(前場):HPCシステムズ、ステラケミファ、コシダカHDなど

配信元:フィスコ
投稿:2020/07/21 12:06
ダイセル<4202>:782円(-22円)
伸び悩み反落。約1685億円を投じて、自動車や電子部品向けの高機能樹脂を手掛けるポリプラスチックスを完全子会社化すると発表している。現在55%の株式を所有しており、残りの45%を米セラニーズから取得するもよう。ポリプラスチックスの前期純利益は124億円規模となっている。5Gや電気自動車への展開力強化との評価もある一方、買収価格は割高とみられているほか、財務体質悪化に伴う減配懸念なども警戒されているもよう。


日立<6501>:3478円(-22円)
続落。SMBC日興証券では投資判断を「1」から「2」に格下げ、目標株価も5000円から3900円に引き下げている。新型コロナの影響も含めて、従来の成長路線へ回帰するには時間がかかるとの見方に。当面は、ABBパワーグリッド事業、ホンダ系3サプライヤーのグループへの取込み進展具合を見極めたいとしている。パワーグリッド事業は、目先営業損益の貢献は僅少とみているようだ。


ステラケミファ<4109>:2785円(+198円)
急伸。東海東京証券では投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に格上げ、目標株価も2060円から3630円に引き上げている。半導体向け高純度フッ素樹脂の回復継続、原料安効果により、21年3月期営業利益は会社計画の19億円を上回る32.4億円、前期比34.6%増益を予想。22年3月期も同31.3%増の42.5億円を予想と、連続大幅増益の継続を見込んでいる。中期的には、BNCT薬剤の開発進展による売上拡大も期待と。


コシダカHD<2157>:389円(-28円)
大幅続落。いちよし証券ではレーティングを「A」から「B」に格下げ、フェアバリューも500円から400円に引き下げている。緊急事態宣言が解除される5 月上旬にはカラオケ事業の営業再開を想定していたが、再開が1ヵ月以上遅れたことなどを考慮して今8月期業績見通しを引き下げているもよう。営業利益は前期比82.1%減の17億円を予想。また、カーブス事業の利益計上一巡により、21年8月期は同82.4%減の3億円を予想している。


HPCシステムズ<6597>:2710円(+299円)
大幅に4日ぶり反発。アプリケーション開発のQunaSys(東京都文京区)と量子コンピュータを応用した量子化学計算領域の技術開発などで合意し、業務提携契約を締結したと発表している。互いに保有する技術・産業知見や顧客基盤などを共有するほか、豊田通商<8015>の支援による事業開発などにも取り組む。革新的な素材・材料研究開発の推進、企業競争力の強化の加速につなげる狙い。


弁護士コム<6027>:10400円(+680円)
大幅に反発。弁護士の受任案件の進行状況を可視化し、計画的な進行をサポートする「弁護士ドットコム業務システム」の提供を開始すると発表している。起案や交渉、裁判などのフェーズに応じ、対応すべき業務を自動表示する「弁護士業務テンプレート」で効率的な案件の計画・立案を可能にするという。同時に複数の案件を抱える弁護士へのヒアリングに基づいて設計しており、対応漏れの不安解消などに資するとしている。


エーアイ<4388>:2412円(+42円)
大幅に続伸。次世代音声合成エンジンAITalk5を搭載した新製品でPowerPoint専用のナレーションソフト「AITalk5 声プラス」を30日から提供開始すると発表している。20日から無料評価版の申し込みを受け付ける。同ソフトを使用すれば、PowerPoint上でプレゼン資料と説明用のナレーション音声をまとめて作成することができるという。利用用途としてeラーニング教材やマニュアル動画などを想定している。
<ST>
配信元: フィスコ

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