ザインが続伸、販管費削減で上期業績は赤字幅縮小に計画上振れ

　ザインエレクトロニクス<6769.T>が続伸している。２０日の取引終了後、集計中の第２四半期累計（１～６月）連結業績について、営業損益が３億９２００万円の赤字から２億３１００万円の赤字（前年同期９４００万円の赤字）へ、最終損益が３億６２００万円の赤字から１億７０００万円の赤字（同１億２５００万円の赤字）へ上振れて着地したようだと発表しており、赤字幅縮小が好感されている。

　ＬＳＩ 事業で産業機器市場向け製品の出荷が予想を下回ったことから、売上高は１６億１６００万円から１５億３１００万円（同２７．０％減）へ下振れたが、新型コロナウイルス感染予防の影響による出張旅費などの減少や、研究開発活動におけるプロジェクトの見直しによるコスト削減などが損失改善につながった。なお、２０年１２月期通期業績予想は、新型コロナウイルス感染症の影響が不透明であるとして、未定としている。

出所：MINKABU PRESS