<動意株・20日>(大引け)=JIGSAW、モバファク、パソナGなど

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2020/07/20 15:06
<動意株・20日>(大引け)=JIGSAW、モバファク、パソナGなど  JIG-SAW<3914.T>=後場急伸。同社はきょう、米国法人のJIG-SAW USが自社のIoT管理プラットフォーム・IoTエンジン「neqto:」とグーグルクラウドプラットフォーム(GCP)との統合を通じ、北米や欧州などグローバル市場での利用促進を目的にしたGoogleとパートナーシップ契約を締結したと発表。これが株価を刺激しているようだ。グーグルクラウドとのパートナーシップの目的は、エッジデバイスをGCPにシームレスにつなげること。JIG-SAW USは、GCPとのパートナーシップをベースに「neqto:」のエンタープライズ用エッジIoTデバイスを業界最多レベルの100億台でGCPにつなげることを目指すとしている。また、今後は「neqto:」のエンタープライズプラットフォームに直接Google Cloud IoT Core上で構築できる機能など、新たな統合機能を追加する予定だという。

 モバイルファクトリー<3912.T>=3日ぶり反発。この日正午ごろ、100%子会社ビットファクトリーが、ブロックチェーン×位置情報連動型ゲームであり、「ステーションメモリーズ!」(略称「駅メモ!」)の最新シリーズ「駅メモ! Our Rails」を、8月3日付でWebブラウザ向けに配信開始すると発表しており、これが好感されている。「駅メモ! Our Rails」(略称「アワメモ!」)は、ユーザーがプレイヤーとしてプレイするだけではない、さまざまな体験が可能な点が特徴。駅メモ!の既存機能にユーザー自ら駅を盛り上げることができる「フェア機能」や、トークン化された駅を購入して、ユーザー自身が駅のオーナーになれる「ステーションオーナー機能」の2つの新機能を追加。ユーザーが主体となって、ゲームに参加することで実際の駅を盛り上げることや収入を得ることができ、ゲーム内での働きかけが現実世界にも作用するゲームとしている。

 パソナグループ<2168.T>は大幅反発。前週末17日の取引終了後に21年5月期連結業績予想を発表し、売上高3100億円(前期比4.6%減)、営業利益100億円(同5.5%減)、最終利益25億円(同4.2倍)と大幅な最終増益を見込んでおり、これが好感されている。企業の効率的な事業活動を支援するBPOサービス(委託・請負)や再就職支援サービスの領域で企業需要の拡大が見込まれるものの、新型コロナウイルス感染症の収束時期や第2波の発生懸念など不透明感が強く、それによる国内企業の事業活動や人材採用に影響が生じることから、営業利益は減益を見込む。ただ、前期に計上した固定資産の減損損失の一時的な要因がなくなるため、最終利益は大幅増益となる見通しだ。なお、20年5月期決算は、売上高3249億8400万円(前の期比0.6%減)、営業利益105億7700万円(同11.8%増)、純利益5億9400万円(同69.9%減)だった。
 
 岩井コスモホールディングス<8707.T>=急伸。前週末17日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算速報値が、売上高58億7000万円(前年同期比25.0%増)、営業利益18億5900万円(同99.6%増)と大幅増益となった。日米の株式市場が活況を呈するなか、委託手数料、トレーディング利益とも増加したという。特に、ナスダック総合指数が史上最高値を更新するなど良好なマーケット環境を背景に米国株式の売買が膨らんだことが寄与した。

 ピアラ<7044.T>=反発。前週末17日の取引終了後、企業向けブロックチェーン事業開発を手掛けるSingulaNet(東京都港区)と資本・業務提携すると発表しており、業容拡大への期待から買いが入っている。今回の資本・業務提携は、SingulaNetが持つサービスや技術を活用することで、同社のD2C支援事業の更なる強化を図ることが目的。同社ではこれまでのヘルスケア、ビューティ、食品領域のマーケティング支援に加えて、独自の悩み別データベースを生かした、商品企画プロデュースを行う「BEATMAKER(ビートメーカー)」を手掛けているが、これらに新たにライブ配信やギフティング(投げ銭)、デジタルコンテンツの提供などの仕組みを備えさせることで、商品開発から事業シミュレーション、マーケティング活動、D2Cまでをワンストップで対応することができるようになるとしている。また、資本面ではSingulaNetが実施する第三者割当増資を引き受け、保有割合を1.8%とするという。なお、20年12月期業績への影響は軽微としている。

 窪田製薬ホールディングス<4596.T>=大幅高で3日ぶり反発。前週末17日の取引終了後、100%子会社クボタビジョン・インクが開発する遠隔医療眼科網膜モニタリング機器「PBOS」の量産型試作機(初期型)が完成したと発表しており、これが好感されている。網膜の中でも視力を司る黄斑部の腫れなどの変性は通常、医療施設で精密な断層像を得られる据置型光干渉断層計を使って検査をする必要があった。今回同社が開発した「PBOS」は、必要最小限の機能に絞ることで超小型化・軽量化し、またネットワーク機能を持たせることで、患者自身が自宅で網膜の状態を検査する遠隔医療の実現を目指したもの。今後は更なる機能改善のため、ソフトウェアの改良を行うとしている。

 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

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