NY株式市場(7日)ダウ平均は寄り付きで2万6000ドル割れを試す–再び200線で押し戻されるリズムが続く
7日のニューヨーク株式市場でダウ平均は、利益確定売りが優勢で取引スタートへ
前日までに3日連続で過去最高値を更新したナスダック総合株価指数など直近で相場上昇を牽引してきたIT・ハイテク株中心に利益確定売りが優勢となって取引が始まりそうだ。同じく軟調に推移している7日のヨーロッパ株に引きずられる形で軟調な寄り付きになろう。
ダウ平均は、寄り付きで25日移動平均線(2万6048ドル)や20日移動平均線(2万6016ドル)、さらには節目の2万6000ドルをあっさりと割り込んで取引が始まろう。
ダウ平均は、6月8日に2万7580ドルの戻り高値を更新して以降、200日移動平均線(2万6249ドル)に上値が抑えられてきた。今回も6日の取引で200日線を僅かに捉えたあと、再び下押し圧力が強まる相場のリズムに入り込んでしまうイメージだ。連日で過去最高値を更新しているナスダック総合株価指数に対する出遅れを修正する機運が盛り上がらないまま上昇基調は一旦小休止となりそうだ。
アメリカ株式市場は、ミクロ面で来週から主力企業の決算発表が2週間に渡って本格化する。月末にはFOMCが控えているスケジュール感だ。ダウ平均構成銘柄の決算発表で業績回復期待が高まればダウ平均は出遅れ修正に入るきっかけが掴めてこよう。
7日のアメリカ株式市場でダウ平均は、朝方の売りが一巡したあと、深押しがあっても今月2日の終値(2万5827ドル)水準はキープしながら、日足チャートでどれだけ下ヒゲを長くつけられるか、下値抵抗力が試される1日となる。
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