ＹＳフードが急反落、２０年３月期決算は計画下振れ営業赤字で着地

　ワイエスフード<3358.T>が急反落している。前週末２６日の取引終了後に発表した２０年３月期単独決算が、売上高１４億８４００万円（前の期比７．３％減）、営業損益１億１５００万円の赤字（前の期７１００万円の赤字）、最終損益３億５７００万円の赤字（同７６００万円の赤字）となり、従来予想の営業損益１０００万円の黒字から下振れて着地したことが嫌気されている。

　国内における既存の店舗閉店による減少及び人員不足による営業時間の短縮や、海外における既存の店舗閉店による減少及び新型コロナウイルス感染拡大の影響などで、２月以降の食材取引が減少していることが要因。また、「阿蘇ロックフェスティバル２０１９ｉｎ北九州」といった販促費用に加えて、既存店舗の改修コストなどが増加したことや貸倒引当金繰入額４８００万円を計上したことなども響いたという。なお、２１年３月期業績予想は新型コロナウイルス感染症の影響を合理的に見積もることが困難であるとして未定としている。

出所：MINKABU PRESS