フィルＣ、上期経常を一転赤字に下方修正

　フィル・カンパニー <3267> が6月15日大引け後(16:30)に業績修正を発表。20年11月期第2四半期累計(19年12月-20年5月)の連結経常損益を従来予想の5000万円の黒字→2億0900万円の赤字(前年同期は1億8200万円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。
　なお、20年11月期の業績予想を取り下げ、未定に変更した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　（１）2020年11月期 第２四半期連結累計期間業績予想（2019年12月１日～2020年５月31日）　「開発販売スキーム」において第２四半期連結会計期間に販売用不動産の販売を計画しておりましたが、新型コロナウイルス感染症の影響により不動産投資家の投資意欲が消極的になっていることから適切な販売時期ではないと判断し、第２四半期連結会計期間での販売を見送ることとしました。そのため、前回予想を下回る見込みとなりました。　このような状況を踏まえ、上記のとおり第２四半期連結累計期間の業績予想を修正しました。（注）上記の予想は、当社が現時点で入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づき算出したものであり、実際の業績は様々な要因により予想値と異なる可能性があります。（２）2020年11月期 通期連結業績予想（2019年12月１日～2020年11月30日）　我が国経済においては新型コロナウイルスの感染拡大の終息時期が見通せないことに加え、終息後の経済・景気動向の想定も困難な状況となっております。当社グループにおいても現時点では販売用不動産の販売時期を見通すことが難しいなど、業績に影響を与える未確定な要素が多く、合理的な業績予想の算定が困難な状況であります。　そのため、2020年１月10日に公表いたしました2020年11月期の通期連結業績予想を一旦取り下げ「未定」とし、今後合理的な予想が可能となった時点で改めて公表することといたします。