■財務状況と経営指標
キャリアリンク<6070>の2020年2月期末の財務状況を見ると、総資産は前期末比1,563百万円増加の7,480百万円となった。主な変動要因を見ると、流動資産は収益拡大に伴い現金及び預金が1,232百万円増加したほか、たな卸資産(官公庁向けの一部仕掛案件)が245百万円、受取手形及び売掛金が159百万円それぞれ増加した。一方、固定資産では減価償却の進展で有形固定資産が21百万円減少したほか、無形固定資産が30百万円減少し、繰延税金資産が31百万円増加した。
負債合計は前期末比1,127百万円増加の3,640百万円となった。有利子負債が182百万円減少した一方で、未払消費税等が555百万円、未払金が363百万円、未払法人税等が136百万円それぞれ増加した。また、純資産合計は同435百万円増加の3,840百万円となった。配当金支出122百万円と親会社株主に帰属する当期純利益526百万円の計上により利益剰余金が403百万円増加した。
経営指標を見ると、自己資本比率は前期末の56.5%から50.3%に低下したが、収益増に伴う未払税金の増加が主因であり、有利子負債の削減によりネットキャッシュ(現預金−有利子負債)も前期末比1,469百万円増の3,300百万円と過去最高(2015年2月期末の2,405百万円)を上回る水準となっていることから、財務の健全性は向上しているものと判断される。また、収益性については前述したとおり、民間企業向けの特定大型BPO案件の業務縮小により、2019年2月期まで低下傾向が続いていたが、2020年2月期はROA、ROEともに10%台の水準に回復し、営業利益率も3.3%と水準はまだ低いものの上昇に転じている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<YM>
キャリアリンク<6070>の2020年2月期末の財務状況を見ると、総資産は前期末比1,563百万円増加の7,480百万円となった。主な変動要因を見ると、流動資産は収益拡大に伴い現金及び預金が1,232百万円増加したほか、たな卸資産(官公庁向けの一部仕掛案件)が245百万円、受取手形及び売掛金が159百万円それぞれ増加した。一方、固定資産では減価償却の進展で有形固定資産が21百万円減少したほか、無形固定資産が30百万円減少し、繰延税金資産が31百万円増加した。
負債合計は前期末比1,127百万円増加の3,640百万円となった。有利子負債が182百万円減少した一方で、未払消費税等が555百万円、未払金が363百万円、未払法人税等が136百万円それぞれ増加した。また、純資産合計は同435百万円増加の3,840百万円となった。配当金支出122百万円と親会社株主に帰属する当期純利益526百万円の計上により利益剰余金が403百万円増加した。
経営指標を見ると、自己資本比率は前期末の56.5%から50.3%に低下したが、収益増に伴う未払税金の増加が主因であり、有利子負債の削減によりネットキャッシュ(現預金−有利子負債)も前期末比1,469百万円増の3,300百万円と過去最高(2015年2月期末の2,405百万円)を上回る水準となっていることから、財務の健全性は向上しているものと判断される。また、収益性については前述したとおり、民間企業向けの特定大型BPO案件の業務縮小により、2019年2月期まで低下傾向が続いていたが、2020年2月期はROA、ROEともに10%台の水準に回復し、営業利益率も3.3%と水準はまだ低いものの上昇に転じている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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