■業績動向
2. 財務状況と経営指標
テラスカイ<3915>の2020年2月期末の総資産は前期末比9,815百万円増加の15,445百万円と大きく増加した。主な変動要因を見ると、流動資産は収益拡大に伴って現金及び預金が1,501百万円増加したほか、売上債権が457百万円増加した。また、固定資産ではサーバーワークスの株式上場に伴う時価評価換算により投資有価証券が7,431百万円増加したほか、Cuonの子会社化に伴いのれんが156百万円増加した。
負債合計は前期末比3,446百万円増加の5,889百万円となった。主な変動要因を見ると、有利子負債は45百万円減少した一方で、未払法人税等が474百万円、前受金が231百万円それぞれ増加したほか、サーバーワークス株式の含み益拡大に伴い繰延税金負債が2,289百万円増加した。また、純資産は前期末比6,343百万円増加の9,556百万円となった。利益剰余金が730百万円増加したほか、サーバーワークスの株式上場に伴う時価評価替えによって、その他有価証券評価差額金が5,292百万円増加し、被支配株主持分もBeeXを中心とした子会社の収益増等によって265百万円増加した。
経営指標を見ると、純資産の増加に伴い自己資本比率が前期末の52.5%から58.5%へ上昇したほか、有利子負債比率も29.4%から9.1%に急低下し、ネットキャッシュ(現金及び預金-有利子負債)についても前期末比で1,547百万円増加の2,580百万円となるなど財務基盤の強化が大幅に進んだ格好となった。また、収益性についても増収効果により営業利益率が前期比5.9%上昇したほか、ROAが3.1%、ROEが7.6%それぞれ上昇するなど、前期を底に再び上昇に転じている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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2. 財務状況と経営指標
テラスカイ<3915>の2020年2月期末の総資産は前期末比9,815百万円増加の15,445百万円と大きく増加した。主な変動要因を見ると、流動資産は収益拡大に伴って現金及び預金が1,501百万円増加したほか、売上債権が457百万円増加した。また、固定資産ではサーバーワークスの株式上場に伴う時価評価換算により投資有価証券が7,431百万円増加したほか、Cuonの子会社化に伴いのれんが156百万円増加した。
負債合計は前期末比3,446百万円増加の5,889百万円となった。主な変動要因を見ると、有利子負債は45百万円減少した一方で、未払法人税等が474百万円、前受金が231百万円それぞれ増加したほか、サーバーワークス株式の含み益拡大に伴い繰延税金負債が2,289百万円増加した。また、純資産は前期末比6,343百万円増加の9,556百万円となった。利益剰余金が730百万円増加したほか、サーバーワークスの株式上場に伴う時価評価替えによって、その他有価証券評価差額金が5,292百万円増加し、被支配株主持分もBeeXを中心とした子会社の収益増等によって265百万円増加した。
経営指標を見ると、純資産の増加に伴い自己資本比率が前期末の52.5%から58.5%へ上昇したほか、有利子負債比率も29.4%から9.1%に急低下し、ネットキャッシュ(現金及び預金-有利子負債)についても前期末比で1,547百万円増加の2,580百万円となるなど財務基盤の強化が大幅に進んだ格好となった。また、収益性についても増収効果により営業利益率が前期比5.9%上昇したほか、ROAが3.1%、ROEが7.6%それぞれ上昇するなど、前期を底に再び上昇に転じている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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