日本ハウス、今期経常を57%下方修正、上期配当を無配に修正

配信元:株探
投稿:2020/06/01 15:00
 日本ハウスホールディングス <1873> が6月1日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。20年10月期の連結経常利益を従来予想の25.5億円→10.9億円(前期は38.8億円)に57.3%下方修正し、減益率が34.3%減→71.9%減に拡大する見通しとなった。
 なお、11-4月期(上期)の連結経常損益は従来予想の9億円の赤字(前期は5.5億円の赤字)を据え置いた。

 業績悪化に伴い、従来10円を計画していた今期の上期配当を見送るとし、従来10円を計画していた下期配当を未定に変更した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  住宅事業につきましては、消費増税による需要減に加え、新型コロナウィルス感染拡大の影響で社会・経済活動が停滞する状況が続いており、当期受注高の減少が見込まれることから、売上高が362億円、営業利益が20億円となり、期初の予想を下回る見込みです。 また、ホテル事業につきましては、新型コロナウィルス感染拡大によりリゾートホテル4館全てが臨時休業を余儀なくされ、客室稼働率が期初の想定から14%程度悪化するとともに、宴会のキャンセル、レストランの営業時間短縮などで利用客が大幅に減少し、売上高が30億円、営業損失が9億円となり、期初の予想を大幅に下回る見込みです。 以上から、2020年10月期通期売上高および営業利益が前回予想を下回り、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益につきましても同様の理由で前回予想を大幅に下回る見込みです。 なお、今回修正した業績予想につきましては、新型コロナウィルス感染症による影響でホテル事業が2020年6月まで大幅減収、7月より徐々に回復する前提で算出しており、今後の情勢により変動する可能性があります。

  当社は、経営体質強化に必要な内部留保を確保しつつ、当期の財務状況と業績を総合的に勘案し、利益配分を行っていく方針であります。2020年10月期においては、上記のとおり大幅な減益が見込まれることから、誠に遺憾ながら中間配当を行わず、期末配当予想につきましては未定とさせていただきたく存じます。株主の皆様におかれましては、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。(注) 上記の予想は、本資料発表日現在において入手可能な情報に基づき作成されたものであり、実際の業績、配当額等は今後様々な要因によって異なる結果となる可能性があります。
配信元: 株探

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