◆ “押し目買い”は正解も、“上値の重さ”は相変わらず…
「経済活動再開」に加えて、昨日は「復興基金案を提示(欧州)」「第2次補正予算を閣議決定(日本)」との報道が後を押しました。
“リスク選好姿勢”は継続し、クロス円は全般的に“さらなる上値追い”を見せました。
一方でドル円は“下値の堅さ”こそ目立ったものの、“上値の重さ”は相変わらずといった様相を示しています。
このため上値は“107.944円”に留まっており、「108円台回復」にはあと一歩届きませんでした。
◆ 大きなかつ強力な節目ではあるが… - 108円ライン
“3月日銀短観の想定レート(107.98円)”が当該水準には設定されていますので、「国内輸出筋のドル売りオーダーが湧き出しやすい」と見るのが自然です。
さらに“200日移動平均線(本日は108.326円)/100日移動平均線(同108.379円)”がすぐ上に控えていますので、「テクニカル的にも押さえられやすい」と見るのが妥当ということになります。
それでも“リスク選好姿勢”はそのままに、「米中懸念活発化」への思惑にて“リスク回避姿勢”は根強く存在しています。
つまり“リスク選好一辺倒(→さらなる円売り)”は期待薄ですが、“円売り+ドル売り圧力後退”は進行する可能性は残っているということでもあります。
「綱引き(ドル売り⇔円売り)」から抜け出せず、「膠着」を強いられ続けているドル円ですが、「変動エネルギー」が膨らんでいるのも事実です。
「株価動向」+「香港情勢(全人代)」次第では、本日は“ワンチャンス”あるかも…?
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:108.379(100/200日移動平均線、、20週移動平均線)
上値4:108.173(3/24~5/7の38.2%戻し、50週移動平均線、+2σ、ピボット2ndレジスタンス)
上値3:108.084(5/19高値、4/6~5/7の61.8%戻し水準)
上値2:107.982(5/20高値、5/27高値、大台、ピボット1stレジスタンス)
上値1:107.861(月足・一目均衡表基準線、50日移動平均線)
前営業日終値:107.712(週足・一目均衡表転換線、+1σ)
下値1:107.574(日足・一目均衡表転換線、週足・一目均衡表先行スパン下限
下値2:107.404(ピボット1stサポート)
下値3:107.321(5/22安値、5/27安値)
下値4:107.241(5/19安値、5/7~5/19の38.2%押し、5/13~5/19の61.8%押し)
下値5:107.199(20日移動平均線)
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