ベネッセHD、前期経常を5%上方修正

配信元:株探
投稿:2020/05/22 10:00
 ベネッセホールディングス <9783> が5月22日午前(10:00)に業績修正を発表。20年3月期の連結経常利益を従来予想の160億円→167億円(前の期は121億円)に4.7%上方修正し、増益率が31.7%増→37.9%増に拡大する見通しとなった。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の95億円→62.8億円(前の期は49億円)に33.8%下方修正し、増益率が93.8%増→28.3%増に縮小する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の30.4億円→38億円(前年同期は53億円)に24.9%増額し、減益率が42.6%減→28.3%減に縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  当社は、本日公表いたしました「のれん等の減損損失(連結決算)及び連結子会社株式の減損処理による特別損失(個別決算)の計上に関するお知らせ」に記載のとおり、当社の連結子会社であるBerlitz(ベルリッツ) Corporationと(株)ベネッセビースタジオに係るのれん等の減損損失31億4千5百万円を特別損失として計上する見込みとなりました。 親会社株主に帰属する当期純利益につきまして、2020年3月6日に公表いたしました「連結子会社の株式譲渡に伴う特別利益の計上に関するお知らせ」に記載のとおり、関係会社株式売却益として特別利益の計上があるものの、上記の特別損失の計上、並びに新型コロナウイルス感染症拡大を踏まえ、繰延税金資産の回収可能性について検討した結果、繰延税金資産が当初見込み額を下回り、法人税等調整額(税金費用)が増加する見込みとなったこと等により、前回発表予想数値が変動する見込みとなりました。(注)業績予想につきましては、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
配信元: 株探

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