不二精機<6400>は15日、2020年12月期第1四半期(20年1-3月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比3.1%減の17.84億円、営業利益が同21.5%減の1.28億円、経常利益が同13.6%減の1.35億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同6.4%減の1.19億円となった。
射出成形用精密金型及び成形システム事業について、売上高の約65%を占める医療機器用精密金型の売上高が、前年同期に発生した顧客都合による大型案件の検収の集中との比較で減少し、売上高は前年同期比19.3%減の7.87億円となり、当該大型案件が付加価値の高い受注であったことの影響により、セグメント利益は同44.6%減の0.85億円となった。なお、個別受注生産である同事業の未検収の受注残高は、安定的に推移している。
精密成形品その他事業について、主力製品である自動車部品用成形品は、東南アジア市場を中心に中期的な受注により、インドネシアおよびタイの子会社で増産設備の稼働がスタートしたことに加え、秋元精機工業の連結子会社化により、売上高は同19.3%増の10.63億円となり、稼働率の向上の影響もあり、セグメント利益は同345.6%増の0.50億円となった。
2020年12月期通期については、売上高が前期比13.0%増の74.47億円、営業利益が同9.8%増の4.25億円、経常利益が同12.5%増の3.85億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同16.3%増の3.37億円とする期初計画を据え置いている。
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射出成形用精密金型及び成形システム事業について、売上高の約65%を占める医療機器用精密金型の売上高が、前年同期に発生した顧客都合による大型案件の検収の集中との比較で減少し、売上高は前年同期比19.3%減の7.87億円となり、当該大型案件が付加価値の高い受注であったことの影響により、セグメント利益は同44.6%減の0.85億円となった。なお、個別受注生産である同事業の未検収の受注残高は、安定的に推移している。
精密成形品その他事業について、主力製品である自動車部品用成形品は、東南アジア市場を中心に中期的な受注により、インドネシアおよびタイの子会社で増産設備の稼働がスタートしたことに加え、秋元精機工業の連結子会社化により、売上高は同19.3%増の10.63億円となり、稼働率の向上の影響もあり、セグメント利益は同345.6%増の0.50億円となった。
2020年12月期通期については、売上高が前期比13.0%増の74.47億円、営業利益が同9.8%増の4.25億円、経常利益が同12.5%増の3.85億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同16.3%増の3.37億円とする期初計画を据え置いている。
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