きちりホールディングス---3Q売上高微減なるも、ブランド認知度向上のため新規出店と業態変更を推進

配信元:フィスコ
投稿:2020/05/12 17:23
きちりホールディングス<3082>は8日、2020年6月期第3四半期(19年7月-20年3月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比1.3%減の74.08億円、営業利益が同92.8%減の0.24億円、経常利益が同93.8%減の0.19億円、親会社株主に帰属する四半期純損失が0.83億円(前年同期は1.28億円の利益)となった。

同社ブランドの更なる認知度向上を企図し、8店舗の新規出店と1店舗の業態変更を行った。2019年7月、京都・嵐山に高級茶葉を使った日本初のティーラテ専門店ブランド「CHAVATY(チャバティ)」の2号店として「CHAVATY Kyoto arashiyama」を、東京・表参道に「いしがまやハンバーグ」初のグローバル旗艦店「いしがまやGOKU BURGER」を出店した。翌8月、主要ブランドである「KICHIRI」の新店「KICHIRI misceo」を東京・町田に出店し、さらに9月には、新業態であるフードカーのたいやき専門店「たいの八」を新宿Flags1階エントランスにリニューアルオープンした。そして2019年10月、静岡県沼津市の三井ショッピングパークららぽーと沼津内に、ハンバーグ専門店の「いしがまやハンバーグ」、オムライスを提供する「3 Little Eggs」、かつめし専門店の「かつゑもん」、新業態である焼き鳥専門店「ひな鶏 伊勢ゐ」の計4店舗を出店し、全国の出店地域は1都2府8県となり、続く2019年11月、神奈川県のJR茅ヶ崎駅直結のショッピングセンター「ラスカ茅ヶ崎」に「いしがまやハンバーグ」を出店し、店舗数は100店舗を突破した。

プラットフォームシェアリング事業は、外食企業向けの更なるプラットフォーム強化を進めると共に、異業種のブランドホルダーに対する出店支援コンサルティング業務の提供も増加している。

フランチャイズ事業は、西日本最大級の総合スーパーであるイズミ<8273>が展開するショッピングセンター「ゆめタウン」への出店を行っている。

2020年6月期通期の連結業績予想については、同日、新型コロナウイルスの感染終息時期の見通しが立たず、業績予想値の客観的かつ合理的な算定が困難なため、2020年2月7日に公表した業績予想を一旦取り下げ、未定とすることを発表した。今後、業績予想の算定が可能となった時点で速やかに公表するとしている。


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配信元: フィスコ

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