◆ 緩やかに“下値追い” - 一時“106円”割れ
今年の国内大型連休は比較的“静か”でしたが、それでも“下値追い”は緩やかに続きました。
「ピークアウト→経済活動再開」への思惑は根強いものの、「米雇用の大幅減(ADP雇用統計は驚異の△2023.6万人)」がリスクセンチメントを悪化させたからです。
加えて「米中の対立激化」も重荷となっており、“円買い”が進行しています。
◆ ただし本日は「本邦輸入勢のドル買い需要」が下値を支える…?
一方で“円買い”の背景には、「東京市場休場」を背景にした“仕掛け的な円買い”が多分に影響していると見られます。
本日より「国内勢が回帰」してきますので、「本邦輸入勢のドル買い需要」が下値を支える可能性は十分あります。
そしてそうなると「欧米勢のショートカバー」も期待できるだけに、目先は“下値の堅さ”が前面に出る展開が想定されるところです。
ただし“日足・一目均衡表の雲(本日は107.879-106.697円)”を下回ってきていますので、テクニカル的には“芳しくない”といわざるを得ないのが実状です。
注目の「米雇用統計(8日)」を控えるスケジュール感を考えれば、本日は“買い戻し先行”だが、“上値は重い”と見るのが自然…。
となれば、“週足・一目均衡表転換線(106.442円)”や、“4/30~5/6の38.2%戻し”と合致する“5/6高値(106.579円)”辺りを、一つのメドと見ておきたいところです。
前記“雲(下限は106.697円)”に再度潜り込めば、また話は変わってくるのですが…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:106.896(5/5高値、4/30~5/6の61.8%戻し)
上値4:106.787(4/16~5/6の38.2%戻し、4/30~5/6の50%戻し、日足・一目均衡表転換線、ピボット2ndレジスタンス)
上値3:106.697(日足・一目均衡表先行スパン下限、週足・一目均衡表基準線、月足・一目均衡表転換線、-1σ)
上値2:106.579(5/6高値、4/30~5/6の38.2%戻し)
上値1:106.442(週足・一目均衡表転換線、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:106.083(100月移動平均線)
下値1:105.989(5/6安値、-2σ、大台)
下値2:105.807(3/17安値、ピボット1stサポート)
下値3:105.627(ピボット2ndサポート)
下値4:105.265(ピボットローブレイクアウト)
下値5:105.140(3/16安値、3/9~3/24の61.8%押し)
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