関西みらい、前期最終を68%下方修正、配当も15円減額

配信元:株探
投稿:2020/04/30 16:00
 関西みらいフィナンシャルグループ <7321> が4月30日大引け後(16:00)に業績・配当修正を発表。20年3月期の連結最終利益を従来予想の125億円→40億円(前の期は684億円)に68.0%下方修正し、減益率が81.7%減→94.2%減に拡大する見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の46.6億円の黒字→38.3億円の赤字(前年同期は27.1億円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。

 業績悪化に伴い、期末一括配当を従来計画の25円→10円(前の期は25円)に大幅減額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 (修正理由の内訳・内容・影響額(税前損益))(1)新中計で実施予定のチャネル改革等に関連する費用の認識 △約75億円(2)新型コロナウイルス感染拡大に伴う金融市場の混乱 △約75億円  (保有有価証券の一部売却(有価証券ポートフォリオの健全化) △約30億円)  (グループ銀行保有有価証券の減損処理(注) △約45億円)合計((1)+(2)) △約150億円親会社株主に帰属する当期純利益への影響額(税後換算・概数) △100億円(注)2018年4月の当社グループ経営統合時の企業結合会計処理により、グループ銀行と当社連結上の有価証券簿価が異なるため、連結決算上のみ発生する減損処理●固定資産の減損損失の計上(1)減損損失発生の理由 上述のとおり、関西みらい銀行において、共同店舗化による移転予定店舗等の固定資産について、減損損失を計上する見込みであります。(2)減損損失額 (関西みらい銀行)  主な用途:営業店舗等  種類:土地及び建物動産等  減損損失額:75億円 

 当社は、地域金融機関グループとしての公共性に鑑み、当社の資本・財務政策上の課題に配慮し必要な自己資本比率を確保しつつ、安定的な配当を継続することを基本方針としております。2020年3月期の期末配当については、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により先行きへの不透明感が強まる中、地域金融機関として金融仲介機能を発揮しお取引先を支援していくため、自己資本の一定水準維持が必要であること、また、前期実績差異、業績目標の修正も踏まえ、誠に遺憾ながら前回発表比修正するものであります。                                                   以 上<本件に関するお問合せ先> 関西みらいフィナンシャルグループ 広報室     (関西みらい銀行) 06-6268-7443  (みなと銀行) 078-333-3247
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