アテクト、前期経常を25%下方修正

配信元:株探
投稿:2020/04/27 17:00
 アテクト <4241> [JQ] が4月27日大引け後(17:00)に業績修正を発表。20年3月期の連結経常利益を従来予想の1億6000万円→1億2000万円(前の期は1億9400万円)に25.0%下方修正し、減益率が17.5%減→38.1%減に拡大する見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の9200万円→5200万円(前年同期は6600万円)に43.5%減額し、一転して21.2%減益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 下記2事業における売上計画に乖離が生じたため、利益計画も見直しを致しました。1. 半導体資材事業第 3 四半期以降の米中貿易摩擦による一部顧客の在庫調整と円高・ウォン/NT$安の影響が生じたことや、第 4 四半期に入り、新型コロナウイルスによるパネルメーカーの操業調整などにより 5 期ぶりの減収となり、業績予想を下回る見込みです。2. PIM 事業半導体製造設備、工作機械等の世界的需要減が続く中、予定していた直動型ベアリングをはじめとする高機能部品の受注が想定を大きく下回りました。一方で2車種の自動車ターボ部品の試作を正式受注し、保有する設備及び人的資源を鑑み、新規受注獲得の為の営業活動を一時的に抑制し、試作イベント(本イベントを経て量産を開始する自動車メーカー共通の流れ)に特化しました。また、新型コロナウイルスの関係で 2020 年 3 月稼働予定であった新規中国製焼結炉 2 基の立ち上げが困難になったことから、本設備で量産予定であった注残製品の出荷が次年度に持ち越しとなったため、業績予想を下回る見込みです。 3.事業再編による設備除却及び減損中期経営計画における事業再編により、不要となった設備の除却及び減損による特別損失の計上により、親会社株主に帰属する当期純利益が減少する見込みです。
配信元: 株探

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