注目銘柄ダイジェスト(前場):JIA、新光電工、プロレドなど

配信元:フィスコ
投稿:2020/04/22 12:07
JIA<7172>:652円(-83円)
大幅に続落。豪航空大手ヴァージン・オーストラリア・ホールディングス(VAH)が任意管理手続き(日本の民事再生法適用に相当)を申請し、売り材料視されている。ジャパンインベストメントアドバイザーは非連結子会社のSPC(特別目的会社)を通じてVAHにオペレーティング・リース事業を行っていた。20年12月期にVAH関連案件が占める割合はごくわずかだが、方針が明確になった後にリストラクチャリングを実施するとしている。


パイプドHD<3919>:1140円(+83円)
急反発。前日に発表した自社株買いの実施が見直し材料とされている。発行済み株式数の6.15%に当たる50万株、5億円を取得上限としており、取得期間は4月22日から10月21日までとしている。今期の減益ガイダンスもあって足元の株価は安値圏で推移しているなか、高水準の自社株買い実施による需給インパクトなどを期待する動きが先行へ。


任天堂<7974>:46810円(+780円)
続伸。米有力アクティビストであるバリューアクト・キャピタルでは、同社株の取得を明らかにしている。取得株数は260万株超で発行済み株式数の約2%に相当するもよう。バリューアクトは運用総額が120億ドルとされ、オリンパス<7733>、JSR<4185>などにも投資している。すでに経営陣と話し合われており、声明では「対話を通じて相互理解を深められた」と強調している。株主向上策顕在化への期待などが先行する形のようだ。


新光電工<6967>:1253円(+127円)
急反発。前日に業績予想の上方修正を発表している。営業利益は従来予想の12億円から32億円、前期比34.0%減に増額、15億円程度の市場コンセンサスを大きく上回り、ポジティブなインパクトにつながっている。為替相場での想定以上の円安進行、静電チャックやサーバー向けFCパッケージの想定以上の回復が背景。パソコンやサーバー需要の増加基調により、新年度の業績拡大に対する期待も継続する形に。


出光興産<5019>:2277円(-104円)
大幅続落。前日に業績予想の下方修正を発表、営業損益は従来予想の1650億円の黒字から50億円の赤字に減額。原油市況下落による在庫評価の影響が620億円の下振れ要因となったほか、マージンの縮小などもマイナスに寄与した。修正幅は大きいが、足元の原油安による影響は想定されていたほか、配当見通し維持も安心感にはつながっている。ただ、足元で原油市況が一段と下落、本日は石油関連株に売り優勢となっている流れを反映の動きに。


TKP<3479>:1403円(-95円)
朝高後マイナス転換。20年2月期の営業利益を前期比47.5%増の63.25億円と発表している。販管費が想定よりも減少し、利益を押し上げた。21年2月期予想は、新型コロナウイルスの感染拡大による影響を合理的に算定することが困難として未定とし、22年2月期までの中期経営計画を取り下げた。20年2月期が会社予想(57.70億円)を上回ったことが好感され、買いを集めているようだ。


プロレド<7034>:3950円(+320円)
大幅に続伸。東証の承認を受け、28日から東証第1部に昇格すると発表している。1部への市場区分変更に伴い、プロレド・パートナーズ株は5月末からTOPIX(東証株価指数)の構成銘柄に組み入れられる。このためパッシブファンドなどの需要が拡大するとの期待から買いが入っている。株価が75日移動平均線を上抜け、200日移動平均線に迫っていることも先高観を高めているようだ。 <ST>
配信元: フィスコ

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