■今後の見通し
ダイキアクシス<4245>の2020年12月期は、売上高が前期比10.2%増の39,400百万円、営業利益で同39.9%増の1,400百万円、経常利益で同29.8%増の1,500百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同15.0%増の900百万円を予想している。これらの予想は、現中期経営計画に沿ったものと思われ、昨今の新型コロナウイルス感染症による業績への悪影響は勘案していないものと思われる。
営業利益は、400百万円の増額(連結調整後)を予想している。事業別では、環境機器関連事業が+516百万円、住宅機器関連事業が+105百万円、再生可能エネルギー関連事業が+94百万円、その他事業が+4百万円、連結調整額が-320百万円となる。環境機器関連事業は、前期にあった赤字案件等の再現を想定していない。国内排水処理システムの増加とストックビジネスでの安定利益確保が予想される。住宅機器関連事業は、全般的な売上回復と前期に買収した子会社収益の取込みを見込む。ただし、巷の噂で済んだ“トイレットペーパー不足問題”と比べ、新型コロナウイルス感染の影響によりグローバル・サプライチェーンの停滞により発生した住設機器商材の不足は、少なくとも第1四半期(1月−3月期)の影響を回避できないだろう。同社は、TOTOとの取引関係も長く、商圏とする四国及び瀬戸内に面する中国・近畿地方でのプレゼンスが高く、供給を受ける優先順位が高いと思われる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)
<EY>
ダイキアクシス<4245>の2020年12月期は、売上高が前期比10.2%増の39,400百万円、営業利益で同39.9%増の1,400百万円、経常利益で同29.8%増の1,500百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同15.0%増の900百万円を予想している。これらの予想は、現中期経営計画に沿ったものと思われ、昨今の新型コロナウイルス感染症による業績への悪影響は勘案していないものと思われる。
営業利益は、400百万円の増額(連結調整後)を予想している。事業別では、環境機器関連事業が+516百万円、住宅機器関連事業が+105百万円、再生可能エネルギー関連事業が+94百万円、その他事業が+4百万円、連結調整額が-320百万円となる。環境機器関連事業は、前期にあった赤字案件等の再現を想定していない。国内排水処理システムの増加とストックビジネスでの安定利益確保が予想される。住宅機器関連事業は、全般的な売上回復と前期に買収した子会社収益の取込みを見込む。ただし、巷の噂で済んだ“トイレットペーパー不足問題”と比べ、新型コロナウイルス感染の影響によりグローバル・サプライチェーンの停滞により発生した住設機器商材の不足は、少なくとも第1四半期(1月−3月期)の影響を回避できないだろう。同社は、TOTOとの取引関係も長く、商圏とする四国及び瀬戸内に面する中国・近畿地方でのプレゼンスが高く、供給を受ける優先順位が高いと思われる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)
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