ヤマザワ、前期経常を一転2.5倍増益に上方修正

配信元:株探
投稿:2020/04/08 15:00
 ヤマザワ <9993> が4月8日大引け後(15:00)に業績修正を発表。20年2月期の連結経常利益を従来予想の1億2000万円→6億9800万円(前の期は2億8300万円)に5.8倍上方修正し、一転して2.5倍増益見通しとなった。ただ、通期の連結最終損益は従来予想の6000万円の黒字→2億2000万円の赤字(前の期は2億4500万円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した9-2月期(下期)の連結経常損益も従来予想の1億3500万円の赤字→4億4300万円の黒字(前年同期は5900万円の黒字)に増額し、一転して黒字に浮上し、7.5倍増益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  当連結会計年度につきましては、消費税率引上げによる消費マインドの低下や異業態間競争の激化等の厳しい状況の中、客単価上昇策として、曜日ごとの販促強化や、「300品値下げ」等の価格戦略、電子マネーチャージ機利用促進等の営業施策を実施した結果、売上高はほぼ当初の予想通りの見通しとなりました。 利益面におきましては、新型コロナウイルス感染症拡大に伴うマスク・除菌関連商品や、学校休校による食料品等の需要増に加え、安定して温暖な気候が続いたことによる相場安が要因となり、荒利高が予想を上回る見通しとなりました。経費面におきましても、家賃・地代の引き下げや光熱費等の経費削減施策を主因として、販売費及び一般管理費が想定より抑えられたことから営業利益、経常利益ともに当初予想を上回る見通しとなりました。 また、今回特別損失を計上することにより、親会社株主に帰属する当期純利益が当初予想を下回る見通しとなりましたので、上記のとおり通期連結業績予想を修正いたします。 注)上記の業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。                                                                       
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