明和地所、今期経常を61％下方修正

　明和地所 <8869> が3月31日後場(14:00)に業績修正を発表。20年3月期の連結経常利益を従来予想の23億円→9億円(前期は24.3億円)に60.9％下方修正し、減益率が5.4％減→63.0％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の18.3億円→4.3億円(前年同期は14.1億円)に76.1％減額し、一転して69.1％減益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　（連結業績予想値の修正理由について）　1月以降国内において顕在化した新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、3月下旬にお客様への引渡しを予定していた一部物件について、従来通り一斉引渡しを行うことは、お客様や従業員への感染リスクが懸念される状況にあり、お客様からのご要望も踏まえ、引渡日を分散して対応することといたしました。　これに伴い、契約済み住戸の引渡しが翌期にずれ込んだことから、通期の業績予想については、前回公表した予想数値から、売上高及び各利益とも大きく下回ることとなりました。引渡しが翌期にずれ込むことでの影響額は売上高で85億円程度、売上総利益で14億円程度となる見込みです。　なお、期末配当につきましては、前回公表のとおり、1株当たり30円を予定しております。（個別業績予想数値の修正理由について）　連結業績予想値の修正理由と同様の理由によるものです。※上記業績予想は本資料発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。