日軽金HD、今期最終を55%下方修正

配信元:株探
投稿:2020/03/25 16:00
 日本軽金属ホールディングス <5703> が3月25日大引け後(16:00)に業績修正を発表。20年3月期の連結最終利益を従来予想の155億円→70億円(前期は205億円)に54.8%下方修正し、減益率が24.6%減→66.0%減に拡大する見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の78.1億円の黒字→6.8億円の赤字(前年同期は104億円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 当社子会社である日本軽金属株式会社が保有する雨畑ダム(山梨県南巨摩郡早川町)上流の雨畑川の水位が2019年8月の台風10号、同年10月の台風19号などによる豪雨の影響を受け上昇したことにより、周辺地域で浸水被害が発生しました。 現在、地域の皆様の安全を最優先に、関係各所との連携で地域復旧と浸水被害を防ぐための応急対策を進めるとともに、恒久対策について、国土交通省、山梨県、早川町のご協力もいただきながら計画策定を進めております。 本日実施された第4回雨畑地区土砂対策検討会において堆積土砂の抜本対策に向けた検討を進めた結果、2020年度から2021年度にかけて実施する内容が固まりましたので、対策に係る費用110億円を特別損失に計上いたします。 なお、2022年度以降につきましては、実施概要および対策費用の合理的な見積もりが可能となった時点で、堆砂対策引当金として計上するとともに、必要に応じて情報開示をする予定です。 今後も地域の皆様の安全を最優先に、国土交通省、山梨県、早川町のご協力もいただきながら、堆積土砂対策を着実に進めてまいります。
配信元: 株探

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