CFTC(米商品先物取引委員会)は火曜日時点でのCME(シカゴ・マーカンタイル取引所)のビットコイン(BTC)先物の部門別ポジションを当週末に公表している。為替市場ではCFTCが公表している非商業部門(投機筋)ポジションがよく注目される。
3月17日時点でのCMEビットコイン先物ポジションは、拡大傾向にあった非商業部門のショートポジションがやや縮小した。ポジションが過去平均に回帰し、3月17日時点での非報告部門による4,930枚(約1.6億ドル)の買い越しが過去平均(3,867枚、約1.3億ドル)まで縮小することを前提とすれば、ビットコイン価格には758ドルの下押し圧力が働くことになる(3月24日時点のビットコイン価格は6,555ドル)。
CMEのビットコインの先物ポジションを見た場合、非商業部門ポジションとビットコイン現物価格の相関係数は-0.18(2019年以降のデータ)とCME先物の建玉とビットコイン価格は連動性があるとは言いにくい。また、非商業部門ポジションをディーラー、アセットマネージャー、レバレッジ、その他という4つに細分化した場合、各部門とビットコイン価格との相関係数は、対ディーラーが0.25、対アセットマネージャーが0.44といずれも正の相関であるのに対して、対レバレッジが-0.4、対その他が-0.17と負の相関となっている。これらのデータを見る限り、いずれも明確な相関関係は確認できない。
ただ、非商業部門、とくにウェートが大きいレバレッジ部門のポジションには市場関係者の関心が高い。レバレッジ部門の数字には、ヘッジファンドの売買が含まれているとの見方があるためだ。難しいビットコインの価格予想のファクターとして、レバレッジ部門の建玉をチェックしておくのも手と考える。
(データ出元:CFTC)
<SI>
3月17日時点でのCMEビットコイン先物ポジションは、拡大傾向にあった非商業部門のショートポジションがやや縮小した。ポジションが過去平均に回帰し、3月17日時点での非報告部門による4,930枚(約1.6億ドル)の買い越しが過去平均(3,867枚、約1.3億ドル)まで縮小することを前提とすれば、ビットコイン価格には758ドルの下押し圧力が働くことになる(3月24日時点のビットコイン価格は6,555ドル)。
CMEのビットコインの先物ポジションを見た場合、非商業部門ポジションとビットコイン現物価格の相関係数は-0.18(2019年以降のデータ)とCME先物の建玉とビットコイン価格は連動性があるとは言いにくい。また、非商業部門ポジションをディーラー、アセットマネージャー、レバレッジ、その他という4つに細分化した場合、各部門とビットコイン価格との相関係数は、対ディーラーが0.25、対アセットマネージャーが0.44といずれも正の相関であるのに対して、対レバレッジが-0.4、対その他が-0.17と負の相関となっている。これらのデータを見る限り、いずれも明確な相関関係は確認できない。
ただ、非商業部門、とくにウェートが大きいレバレッジ部門のポジションには市場関係者の関心が高い。レバレッジ部門の数字には、ヘッジファンドの売買が含まれているとの見方があるためだ。難しいビットコインの価格予想のファクターとして、レバレッジ部門の建玉をチェックしておくのも手と考える。
(データ出元:CFTC)
<SI>
最新人気記事
-
三菱UFJなど銀行株は後場上げ幅拡大、日銀政策現状維持も大型株への... 09/20 13:13
-
来週の株式相場に向けて=自民党総裁選を経て株価は本格回復へ突き進むか 09/20 17:36
-
「好配当」が8位、不安定な相場環境で根強い人気<注目テーマ> 09/18 12:20
-
東京株式(大引け)=568円高と大幅に3日続伸、米株高を追い風に買... 09/20 15:41
-
「水素」が17位にランク、トヨタなどが関連分野に特化したファンドに... 09/19 12:20
新着ニュース
新着ニュース一覧-
今日 12:30
-
今日 11:30
-
今日 11:30
-
今日 10:30