世界恐慌が起きたら、NYダウの大底は「6034ドル」?
(無いとは思いますが)
「世界恐慌」並みの株価暴落が来た時のために、
下値のメドを計算してみました。
1920年代後期に起きた世界恐慌では、
米国株が80%〜90%下落しました。
リーマンショックを超える大暴落です。
再現することは無いと思いますが、
「今回の暴落はリーマンショック超えでは?」
なんて声も囁かれていますので、
今回は、世界恐慌の下値を参考に、
今の下値メドを計算してみることにしました。
計算の材料はNYダウのCAPEレシオと、長期金利です。
(たぶん、今あるバリュエーション指標で最も有力な2つを選びました)
世界恐慌直後あったときのデータは、大体こんな感じ:
CAPEレシオ:約6倍(≒益回り17%)
長期金利:約3.5%
これをリスクプレミアム(益回り−長期金利)に換算すると、
当時のリスク・プレミアムは「年率14.5%」まで膨らみました。
今の金利は約0.75%なので、
ここから同程度のリスクプレミアムを想定します。
世界恐慌クラスの暴落が来た場合を計算し、
「NYダウがどこまで下がるか?」
を計算してみましょう。
今の金利から考えて、
必要な益回りは年率15%ほど。
ここから大底となるCAPEレシオを逆算すると、
「6.7倍」くらいになります。
NYダウのデータを使って、
CAPEレシオ6.7倍の株価水準を計算すると、
3/12時点のNYダウは21200ドル、
CAPEレシオは約23.54倍です。
ここからCAPEレシオ6.4倍の水準を計算すると、
「NYダウの大底は6034ドル」
という結果が得られました。
下がり過ぎィッ!
◆ ◆ ◆
ちなみに、リーマンショックのピークを目安に、
同様の手法を使って計算してみたところ、
NYダウの大底は16000〜17000ドルくらいになるみたいです。
(ただし、債券バブルが崩壊しない限りは…ですが)
とはいえ、
相場の未来は誰にも分かりません。
それでも間違いなく言えるのは、
「株価が下がればリスクが下がり、投資の旨味は膨らむ」
ということです。
株価下落にめげることなく、
上手に、かつ貪欲にチャンスを拾っていきましょう。
- 中原良太
「世界恐慌」並みの株価暴落が来た時のために、
下値のメドを計算してみました。
1920年代後期に起きた世界恐慌では、
米国株が80%〜90%下落しました。
リーマンショックを超える大暴落です。
再現することは無いと思いますが、
「今回の暴落はリーマンショック超えでは?」
なんて声も囁かれていますので、
今回は、世界恐慌の下値を参考に、
今の下値メドを計算してみることにしました。
計算の材料はNYダウのCAPEレシオと、長期金利です。
(たぶん、今あるバリュエーション指標で最も有力な2つを選びました)
世界恐慌直後あったときのデータは、大体こんな感じ:
CAPEレシオ:約6倍(≒益回り17%)
長期金利:約3.5%
これをリスクプレミアム(益回り−長期金利)に換算すると、
当時のリスク・プレミアムは「年率14.5%」まで膨らみました。
今の金利は約0.75%なので、
ここから同程度のリスクプレミアムを想定します。
世界恐慌クラスの暴落が来た場合を計算し、
「NYダウがどこまで下がるか?」
を計算してみましょう。
今の金利から考えて、
必要な益回りは年率15%ほど。
ここから大底となるCAPEレシオを逆算すると、
「6.7倍」くらいになります。
NYダウのデータを使って、
CAPEレシオ6.7倍の株価水準を計算すると、
3/12時点のNYダウは21200ドル、
CAPEレシオは約23.54倍です。
ここからCAPEレシオ6.4倍の水準を計算すると、
「NYダウの大底は6034ドル」
という結果が得られました。
下がり過ぎィッ!
◆ ◆ ◆
ちなみに、リーマンショックのピークを目安に、
同様の手法を使って計算してみたところ、
NYダウの大底は16000〜17000ドルくらいになるみたいです。
(ただし、債券バブルが崩壊しない限りは…ですが)
とはいえ、
相場の未来は誰にも分かりません。
それでも間違いなく言えるのは、
「株価が下がればリスクが下がり、投資の旨味は膨らむ」
ということです。
株価下落にめげることなく、
上手に、かつ貪欲にチャンスを拾っていきましょう。
- 中原良太