幸楽苑ＨＤが連日の安値更新、２０年３月期業績予想の下方修正と無配転落を嫌気

　幸楽苑ホールディングス<7554.T>が６日続落し連日の昨年来安値更新となっている。９日の取引終了後、２０年３月期の連結業績予想について、売上高を４２０億円から３８０億円（前期比７．９％減）へ、営業利益を２１億円から６億円（同６３．３％減）へ、最終損益を１１億円の黒字から４億円の赤字（前期１０億９００万円の黒字）へ下方修正したことが嫌気されている。

　台風１９号の影響で郡山工場の操業が停止し、それに伴い同工場管轄店舗の営業が臨時休業したことに加えて、新型コロナウイルス感染症の影響で客数が急速に鈍化していることが要因。また、災害費用の一部が販管費に計上されたことや構造改革費用を計上したことも響いたとしている。

　同時に、従来１０円を予定していた期末配当を無配にすると発表しており、これも売り材料視されている。年間配当は１０円となり前期実績と同額となる。

出所：MINKABU PRESS