●まさかの緊急利下げ
昨日のG7財務相・中央銀行総裁電話会議の結果は市場の期待を裏切る結果に。ただ、そこから数時間後にFRBによる0.5%の緊急利下げの報。一部市場では緊急利下げを行うのでは?との観測がありましたが、疫病に対し利下げは効果なしと考えていただけに、まさかのアクション。発表直後こそ株式市場はポジティブサプライズで上昇しましたが、その効果も長続きせず。一時前日比1,000ドル近い下げとなり、終値ベースでも785ドル安と撃沈。結果、ドル円も一時107円割れを示現する場面がありました。今月18日に予定されているFОМCでも追加の利下げを実施との見方も広がりつつあります。本日のカナダも協調して利下げに踏み切るのでしょう。再び、世界的な利下げの時間帯に踏み込むことになりそうです。ただ、日本は利下げ余地がないため、量的緩和で対応するしか策はなさそうです。株買い(金額増)のみでこの局面を乗り切れるのか、見守りたいと思います。