午前:債券サマリー 先物は大幅続伸、新型肺炎を警戒した債券への逃避買い

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2020/02/25 11:54
 連休明けの25日午前の債券市場で、先物中心限月3月物が大幅続伸し、一時153円34銭とほぼ3カ月ぶりの高値で取引された。

 前日の米国市場で新型コロナウイルスの感染地域が一段の広がりを受け、世界経済への悪影響が想定以上に長引くとの見方から、株価が急落し債券への逃避的に買いから長期金利が大幅低下した流れを引き継いだ。日経平均株価も一時1000円超の下げ幅を付けるなどの急落となったことが債券先物への買いに拍車がかかった。この日に日本銀行が実施する国債買い入れオペで、残存期間1年以下、10年超25年以下、25年超のオファの金額がそれぞれ前回から据え置いた。

 午前11時の先物3月限の終値は前営業日比43銭高の153円33銭。出来高は1兆2936億円となった。現物債の利回りは、10年債が前営業日0.025%低下のマイナス0.090%、20年債が同0.015%低下の0.205%だった。

出所:MINKABU PRESS
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