14日のニューヨーク外為市場でドル・円は109円88銭から109円70銭まで下落して109円78銭で引けた。新型肺炎の感染急拡大に加えて、米国の1月小売売上高で国内総生産(GDP)の算出に用いられるコアの小売りが予想を下回ったため成長鈍化懸念にドル売りが優勢となった。ユーロ・ドルは1.0861ドルまで上昇後、1.0830ドルまで下落して1.0830ドルで引けた。ユーロ圏、ドイツの10-12月期GDPの成長鈍化で、追加緩和観測にともなうユーロ売り意欲が強く、上値が抑制された。ユーロ・円は119円23銭まで上昇後、118円88銭まで下落。ポンド・ドルは1.3001ドルまで下落後、1.3053ドルまで上昇した。英国の財政刺激策の拡大期待を受けたポンド買いに底堅い展開。ドル・スイスは0.9802フランから0.9823フランまで上昇した。フラン高是正介入警戒感や利食いのフラン売りが優勢となった。
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