MUTOH、今期経常を一転赤字に下方修正

配信元:株探
投稿:2020/02/13 15:00
 MUTOHホールディングス <7999> が2月13日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常損益は3億4300万円の赤字(前年同期は1億4900万円の黒字)に転落した。
 併せて、通期の同損益を従来予想の1億5000万円の黒字→3億4000万円の赤字(前期は2億3400万円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の2億1200万円の黒字→2億7800万円の赤字(前年同期は8500万円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。

 直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の売上営業損益率は前年同期の0.1%→-7.4%に急悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  当社を取り巻く経営環境は、為替レートがユーロを中心に円高傾向で推移しているとともに、米中貿易摩擦の影響で米国、中国をはじめ欧州でも投資の停滞の影響が予想以上に拡大しています。加えて、中国を発端とする新型肺炎の拡大が世界経済に影響を及ぼす恐れが懸念される事態となっております。このような状況の中、大判インクジェットプリンタの新製品XpertJetシリーズの順次立上げと全世界への導入展開を中心に販売の底上げと収益力向上に取組んでまいりますが、2020年3月期通期の連結業績は前回予想を下回る見込みとなりましたので、業績予想を修正いたします。 売上高については、国内販売は増収基調で推移しておりますが海外販売の減少により、前回予想を下回る見込みとなりました。 営業利益および経常利益については、原価率の改善、物流コストや製品補修費などの費用削減により、収益力は確実に向上しておりますが、販売減による粗利の減少により、前回予想を下回る見込みとなりました。 親会社株主に帰属する当期純利益については、不動産売却益など特別利益の計上があるものの、経常利益の減少の影響により、前回予想を下回る見込みとなりました。 なお、2019年10月29日に公表いたしました確定拠出企業年金制度の導入に伴う、業績に与える影響額等につきましては、現在精査中であり、今後、数値が確定次第、速やかに開示いたします。 配当につきましては、前回予想から変更ありません。※上記予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は予想数値と異なる 結果となる可能性があります。
配信元: 株探

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