アトラ、前期最終を一転赤字に下方修正

配信元:株探
投稿:2020/02/07 16:50
 アトラ <6029> が2月7日大引け後(16:50)に業績修正を発表。19年12月期の連結最終損益を従来予想の4600万円の黒字→1億4600万円の赤字(前の期は2億6900万円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結最終損益も従来予想の4700万円の黒字→1億4500万円の赤字(前年同期は1億3200万円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 当社グループは、「世界中の人を健康にしたい。」という企業理念を掲げ、鍼灸接骨院支援事業を展開しております。鍼灸接骨院業界において、療養費に係る売上高が減少傾向にある中、自費施術を拡大すべく、ほねつぎチェーン加盟院の増加、機材の販売等に注力しております。接骨院業界においては、2018年4月に柔道整復療養費の受領委任を取り扱う施術管理者の要件が改正され厳格化されたことにより、接骨院の開設が以前に比べ難しくなってきております。このような環境の変化に対応するため、新規顧客の開拓、新機材の開発等に注力してまいりましたが、機材販売の回復が遅れました。また、自費施術の拡大に寄与できる鍼灸接骨院の口コミ/予約システムであるHONEY-STYLEの拡販に注力したものの、接骨院の開設が以前に比べ難しくなってきていることから利用院の獲得が想定を下回り、利用院数が純減となりました。一方で、自費施術の拡大に取り組む接骨院のほねつぎチェーンへの加盟が増加し、加盟院が127院まで拡大しました。この結果、売上高、営業利益、経常利益が前回予想を下回る見込みとなりました。 さらに、上記の投資有価証券評価損(特別損失)を計上すること等に伴い、親会社株主に帰属する当期純利益が前回予想を下回る見込みとなりました。 2020年12月期通期連結業績につきましては、ほねつぎチェーンにおいて、異業種からの新規事業としての参入に加え、既存の鍼灸接骨院からの加盟を促進し、加盟院の増加に繋げてまいります。また、営業エリアの拡大、新商品の販売に取り組み、機材販売の拡大を図ります。 なお、配当につきましては、前回予想から変更ありません。※上記の業績予想は、本資料の発表日現在において当社が入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後の様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。
配信元: 株探

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