アオイ電子、今期経常を28%上方修正

配信元:株探
投稿:2020/01/31 13:00
 アオイ電子 <6832> [東証2] が1月31日後場(13:00)に決算を発表。20年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比26.3%減の28.2億円に減った。
 しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の25億円→32億円(前期は40.3億円)に28.0%上方修正し、減益率が38.1%減→20.8%減に縮小する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の6.8億円→13.8億円(前年同期は10.9億円)に2.0倍増額し、一転して27.0%増益計算になる。

 直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比13.9%増の10.1億円に伸び、売上営業利益率は前年同期の7.5%→8.4%に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 2. 修正の理由2020年3月期の売上高は、第3四半期以降、携帯情報端末部品の需要が持ち直していることに加え、在庫調整にも進展がみられ42,200百万円(前回予想比700百万円増)となる見込みであります。利益面においては、自動化による生産性向上や工場稼働体制の変更による経費削減等により、営業利益は3,200百万円(前回予想比800百万円増)、経常利益は3,200百万円(前回予想比700百万円増)となる見込みであります。なお、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、下記の減損損失の計上により1,800百万円(前回予想比30百万円増)となる見込みであります。3. 減損損失の内容米中貿易摩擦の長期化や地政学リスクの高まりによる世界経済の減速など経営環境の不確実性を踏まえ、今後の事業計画および回収可能性を勘案し、当社が保有する固定資産(生産設備)について減損損失650百万円を特別損失に計上する見込みであります。(注)本資料に記載されている業績予想数値につきましては、本資料の発表日現在において当社が入手している情報に基づいて算定しておりますが、実際の業績は、今後様々な要因により大きく異なる可能性があります。 特に、中国において発生した新型肺炎によるサプライチェーンの分断や、製品需要の急激な低下については、本業績予想には反映しておりません。
配信元: 株探

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